なんだか少しだけ心が疲れてしまったな、と感じる週末は、無心で料理をしてみませんか。
ある晴れた日の午後、ふと、もちもち、つるんとした食感のものが食べたくなりました。
そんな日は、決まって水餃子を包みます。

特別な材料なんて、なくたっていいんです。冷蔵庫にあるお肉と、少しの野菜。それらを愛情込めて刻んで、混ぜ合わせる。粉をこねて、ひとつひとつ丁寧に餡を包んでいく時間は、まるで瞑想のよう。少しずつ形になっていく餃子を眺めていると、いつのまにか、こわばっていた心がふわりと軽くなっていくのを感じます。
家族がいる方はもちろん、ひとりでも。誰かのためじゃなく、まずは自分のために。ただただ無心に手を動かす。それだけで、少しだけ満たされていくから不思議です。
炒飯も、残りもので十分。刻んだお漬物でも入れれば、食感も風味もぐっと豊かになります。ぱらり、と炒めたご飯の上に、今日は少しだけ特別な気分でチーズを乗せて。とろり、と溶けたチーズが、いつもの炒飯を特別な一皿に変えてくれます。
そして、食卓を彩る、もう一品。旬のスナップエンドウを見つけたら、さっと茹でてサラダにしましょう。 ぱきっとした歯ざわりと、やさしい甘みが、箸休めにぴったりです。

さあ、湯気の立つ水餃子を頬張りましょう。つるん、じゅわっ。皮の中から広がる肉汁が、疲れたからだにじんわりと染みわたっていきます。

完璧なレシピ通りじゃなくたって、いいんです。不揃いな餃子も、残りもので作った炒飯も、全部が愛おしい。そんな、気取らない手作りごはんが、何よりも心を温めてくれるのかもしれません。
忙しい毎日の中で、つい私たちは「ちゃんとしなきゃ」と、自分を追い込んでしまいがちです。でも、時にはこんな風に、ただ手を動かし、素朴なごはんを味わう時間を持つだけで、また明日から、少しだけやさしい気持ちで始められるような気がするのです。
レシピ:水餃子
材料(2人分)
- 豚ひき肉… 150g
- キャベツ… 100g
- ニラ… 1/4束
- 餃子の皮(大判)… 20枚
- (A)おろししょうが… 小さじ1
- (A)醤油… 大さじ1
- (A)酒… 大さじ1
- (A)ごま油… 大さじ1
- (A)塩、こしょう… 各少々
- (スープ用)鶏ガラスープの素… 小さじ2
- (スープ用)醤油… 少々
作り方
- キャベツとニラはみじん切りにする。ボウルにキャベツを入れ、塩少々(分量外)をふってもみ、しんなりしたら水気をしっかり絞る。
- 別のボウルに豚ひき肉と(A)の調味料を入れ、粘りが出るまでよく練り混ぜる。
- 2に1のキャベツとニラを加えて混ぜ合わせ、餡を作る。
- 餃子の皮のふちに水をつけ、中央に餡をのせてひだを寄せながら包む。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、餃子を入れる。くっつかないように時々やさしく混ぜながら、餃子が浮き上がってくるまで茹でる。浮き上がってからさらに2〜3分茹でて火を通す。
- 器にスープ用の調味料を入れ、餃子のゆで汁(1人分150ml程度)を注いでよく混ぜる。茹で上がった水餃子をすくって器に盛る。
調理時間の目安: 約30分
おいしく作るコツ: 餡のひき肉は粘りが出るまでよく練り混ぜると、肉汁を閉じ込めてジューシーに仕上がります。皮は厚めのものを使うと、もちもちとした食感を楽しめます。
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