家でごはんを作っていると、旬の素材そのもののおいしさに、はっとさせられる瞬間があります。
先日、新鮮な鰹が手に入ったので、たたきにすることにしました。鰹のさくの皮目を、香ばしい香りが立つまでさっと炙ります。じゅっと音を立てて皮が焼けていく様子に、自然と食欲がわいてきました。

炙りたての鰹は、少し厚めに切ってお皿へ。わが家の食卓には、主役のたたきを囲むように、炊きたてのご飯、具沢山の汁物、春雨の和え物などが並びます。こういうシンプルな和食が、やっぱり落ち着きますね。

厚めに切った鰹は、表面はぱりっと香ばしく、中はしっとりとしたきれいな紅色です。まずはシンプルに塩をふって、一口いただきます。
口に入れた瞬間、炙った皮の香ばしさがふわりと鼻を抜け、噛むほどに鰹の濃い旨みが広がります。臭みはまったくなく、赤身そのもののおいしさを感じます。表面の香ばしさと、中のしっとりとした身の対比がよく、思わず顔がほころびました。

炊きたてのご飯と一緒に頬張ると、おいしさが一層引き立ちます。薬味をたくさん用意しなくても、これだけで立派なごちそうです。
おいしいものというのは、案外シンプルなものかもしれません。旬の素材があって、それを一番おいしくするほんの少しの手間があればいい。そんなことを改めて感じさせてくれる、あたたかな晩ごはんでした。
レシピ:鰹のたたき
材料(2人分)
- 鰹(刺身用さく)… 1節(約250g)
- 紫玉ねぎ … 1/4個
- 塩 … 適量
- サラダ油 … 小さじ1
作り方
- 紫玉ねぎは薄切りにし、水に5分ほどさらして辛味を抜き、水気をしっかりと切る。
- 鰹のさくはキッチンペーパーで水気を拭き取る。
- フライパンにサラダ油をひいて強火で熱し、鰹の皮目を下にして入れる。香ばしい焼き色がつくまで1分ほど焼く。
- 他の面はそれぞれ30秒ほどさっと焼き、すぐに氷水に入れて冷やす。
- 表面が冷えたらすぐに取り出し、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取る。
- 1〜1.5cmほどの厚さに切り分け、紫玉ねぎを添えて皿に盛る。食べる直前に塩をふる。
調理時間の目安: 約15分
おいしく作るコツ: 鰹を焼くときは皮目をしっかり、他の面はさっと焼くのがポイントです。氷水で冷やしすぎると旨味が逃げるので、表面が冷えたらすぐに引き上げましょう。


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