こんにちは、街歩き美食さんぽのさくらです。
なんだか無性に洋食が食べたくなる日、ありませんか。ある晴れた日の午後、私もそんな気分で、あてもなく知らない道を歩いていました。
角をひとつ曲がったとき、ふと、おいしそうな香りが鼻をかすめます。見ると、そこには街の景色にそっと溶け込むような、ちいさなお店がありました。木の扉からこぼれる温かな光に、吸い寄せられるように中へと入ります。
店内は、カウンター席が数席と、テーブルがいくつか。厨房で腕を振るう店主さんと、にこやかに迎えてくれた奥様らしき方の、二人で切り盛りされているようです。常連さんらしき人たちが、楽しそうにおしゃべりをしている声が心地よく響きます。

ランチメニューは数種類ありましたが、私は迷わず「和風ハンバーグ」をお願いしました。子どもの頃のごちそうを思い出すような、特別な響きに惹かれたのかもしれません。
しばらくして運ばれてきたお膳を見て、思わず心が和みました。

ふっくらと焼き上げられたハンバーグの上には、きのこがたっぷり入った、とろりとしたあんがかかっています。お箸を入れると、じゅわっとお肉のうまみが広がりました。どこか懐かしい、ほっとする味わいです。酸味のきいたソースがごはんとよく合って、ついついお箸が進みます。
添えられたスープは、じゃがいものポタージュでしょうか。口にすると、素材の持つ甘みがふんわりと広がります。しゃきしゃきとしたサラダや、さっぱりとした和え物も、丁寧な手仕事を感じる味わいでした。

特別な日のごちそうというよりは、毎日でも食べたくなるような、体に染み渡るごはん。窓から差し込むやわらかな光の中で、ゆっくりと食事を味わう時間は、ささやかだけれど、とても満たされたひとときでした。
派手さはないけれど、作り手の顔が見えるような、心のこもった食事をいただくと、なんだか元気が出てくる気がします。私たちの日常は、そんなちいさな幸せの積み重ねで、できているのかもしれませんね。
ごちそうさまでした。またふらりと、この角を曲がってしまいそうです。
さくら | 街歩き美食さんぽ
店舗情報
今回は、散歩の途中で偶然見つけたお店のため、詳しい情報の記載は控えさせていただきますね。みなさんの街にも、きっとこんな素敵なお店が隠れているはずです。ぜひ、お気に入りの一軒を探してみてください。


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