旅の記憶をことこと煮込んで。手作りこんにゃくと囲む、心ほどける火鍋の夜

こんにちは。ミカです。
ふと空気が冷たくなった夜、ふうふうと湯気を立てながら囲む食卓が恋しくなりませんか。

ある日の我が家の食卓には、旅の思い出が詰まった火鍋がのぼりました。主役は、先日、緑豊かな土地で手作りしてきた、つやつやの黒いこんにゃくです。

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こんにゃく芋をすりおろし、固めて、茹で上げて。そんな素朴な時間が、なんとも愛おしく心に残っていて。市場で売られている四角いそれとは少し違う、手作りならではの不揃いな形がまた、かわいらしく思えるのです。

そんな特別なこんにゃくがあるのだから、他の準備は頑張りすぎなくていい。スープは、好きな味の市販のもので十分なんです。お肉や野菜をざくざくと切って、あとは卓上コンロにおまかせ。

食卓のまんなかで、鍋がぐつぐつと歌い始めます。唐辛子や香辛料の、食欲をそそる香りがふわりと部屋に満ちていく時間。これからの時間を思うと、自然と頬がゆるみます。

食卓のコンロの上でぐつぐつと煮える火鍋と、その周りに並んだ手作りのこんにゃくレバ刺しや丸いこんにゃく料理

まずは、旅先で教わった「こんにゃくのレバ刺し」から。薄く切ったこんにゃくを、ごま油とお塩でつるんといただきます。ぷるぷる、もちもちとした歯ごたえがたまりません。

そして、いよいよ火鍋へ。スープをじゅわっと吸い込んだこんにゃくは、驚くほど味わい深い。ひとくち頬張れば、ぷるんとした食感とともに、こんにゃく自身の素朴な風味と、スープの旨みが口いっぱいに広がります。

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はふはふ、と息をしながら、みんなでひとつの鍋をつつく。他愛もないおしゃべりと、器のふれあう音。そんな時間が、冷えたからだを芯からじんわりと温めてくれるようです。

旅先で出会った食材や、そこで過ごした時間が、いつもの食卓をこんなにも温かいものにしてくれる。完璧な手料理を並べなくても、たったひとつ、心に残る思い出の食材があるだけで、その日はなんだか特別な一日になるのかもしれませんね。


ミカ | 心とからだを整える、週末の台所

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