壬生町で見つけたちいさな幸せ。永幸の優しいレバニラ定食のお話

こんにちは、さくらです。街を歩いていると、ふとした角に素敵な出会いが待っているものですね。

ある穏やかな日、音楽好きな友人から「斉藤和義さんのファンなら、きっと気に入るお店があるよ」と、そっと耳打ちされました。そんな心惹かれる言葉に誘われて、栃木県壬生町にある「永幸」さんへと足を運んでみることにしました。

白い壁と石垣風の壁が特徴的な永幸の外観

お店は、町の風景にすっと溶け込むように佇んでいました。長年、この場所で地元の人たちの暮らしに寄り添ってきたのだろうな、と感じさせる温かい雰囲気です。派手な看板はなくとも、自然と足が向いてしまうような、不思議な魅力があります。

からりと扉を開けると、そこには気取らない、穏やかな時間が流れていました。席への案内は特にないようでしたが、かえってそれが「どうぞ、お好きな席へ」と温かく迎え入れてくれているようで、なんだか心地よく感じます。厨房から聞こえる調理の音や、常連さんらしき方々の楽しげな声が、まるで心地よいBGMのよう。

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メニューに並ぶ美味しそうな料理たちに心惹かれつつも、今回は初志貫徹。友人がすすめてくれた「レバニラ定食」をお願いしました。

ほどなくして運ばれてきたお盆の上には、つやつやと輝くレバニラ炒めがたっぷり。ほかほかのご飯とお豆腐の入ったスープ、それに箸休めにぴったりの搾菜が添えられています。

テーブルに置かれたレバニラ定食。レバニラ炒め、ご飯、スープ、漬物が並ぶ

さっそく一口いただくと、しみじみと体に染み渡るような、優しい味わいが口いっぱいに広がりました。味付けは決して濃すぎず、素材の味がきちんと活きています。シャキシャキとしたもやしとニラの歯ごたえが楽しく、主役のレバーは丁寧に下処理がされているのか、とても柔らかく臭みがありません。これは、ご飯がどんどん進んでしまいます。

周りのお客さんに目をやると、熱々の餡がかかった「鳥そば」を召し上がっている方も多く、そちらもとても美味しそう。次に訪れる楽しみが、またひとつ増えました。

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後から知ったことですが、このお店は壬生町出身の斉藤和義さんが、奥田民生さんとコラボした「おもちゃのまちドライブ」という曲の歌詞にも登場するのだとか。 「永幸のレバニラ世界一」と歌われるほど、愛されている味なんですね。 ファンの方が大切に思う場所は、きっとこの町の人々にとっても、かけがえのない大切な場所なのでしょう。

特別な日のごちそうというよりは、日々の暮らしの中で「また食べたいな」とふと思い出すような、心安らぐごはん。そんなちいさな幸せが、永幸さんにはありました。音楽と、町の風景と、美味しい食事がゆるやかに繋がった、素敵な一日。お腹も心も満たされて、お店を後にしたのでした。


さくら | 街歩き美食さんぽ


店舗情報

永幸
・住所: 日本、〒321-0203 栃木県下都賀郡壬生町幸町2丁目5−9
・地図: Google Mapsで見る

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