日ごとに日差しが強くなり、からだも少しお疲れ気味ではありませんか。
忙しく過ごした一日の終わり、台所に立つのが億劫に感じること、ありますよね。そんな夜は、手の込んだごちそうじゃなくていいんです。旬のものを少しだけ取り入れた、ほっと息がつけるような食事が、からだの奥にじんわりと染みわたる気がします。
夏になると、店先に並ぶつやつやとしたとうもろこしに、思わず手が伸びてしまいます。さっと茹でるのも素朴で素敵ですが、少しだけ手をかけて、香ばしい焼き色をつけてみるのはいかがでしょう。

フライパンでころころと転がしながら、お醤油を刷毛でひと塗り。じゅわっと立ちのぼる香ばしい匂いが、食欲をそっと呼び覚ましてくれます。ぷちっと弾ける粒からは、甘い汁がとろり。夏の太陽を一身に浴びたその力強い甘みは、疲れた心をするすると解きほぐしてくれるようです。
そして、食卓の真ん中には、みんなが大好きな唐揚げを。もちろん、時間のある時に鶏肉に下味をしっかり揉み込んで、二度揚げでからりと仕上げるのも楽しい時間です。 でも、頑張れない日は、お気に入りのお惣菜屋さんの力を借りたっていいんです。オーブントースターで温め直すだけで、揚げたてのような熱々が楽しめます。

今日の献立は、そんな「頑張らない」日のための、夏の和定食。
主役は、香ばしい焼きとうもろこしと、じゅわっと肉汁あふれる唐揚げ。添えたのは、しゃきしゃきのキャベツとちくわを塩昆布で和えただけの、さっぱりとした箸休めです。 そして、ふわりと舞茸が香るお味噌汁と、つやつやの白ごはん。

特別なことは何もないけれど、お気に入りの器に盛り付けるだけで、食卓は自分だけの特別な場所に変わります。
完璧な食事を作らなくちゃ、なんて気負わなくて大丈夫。旬のものを一つ取り入れるだけで、いつもの食卓がぐっと豊かになります。頑張った自分を労わるように、好きなものを少しずつ並べてみる。そんな時間こそが、明日への小さな活力になるのかもしれません。
今日の自分を「おつかれさま」と受け入れる、やさしい食卓。そんなひとときが、あなたの心とからだを健やかに満たしてくれますように。
レシピ:焼きとうもろこし
材料(2人分)
- とうもろこし… 2本
- 醤油… 大さじ1
- みりん… 大さじ1
- サラダ油… 小さじ1
作り方
- とうもろこしは皮とひげを取り、ラップで包んで電子レンジ(600W)で5分ほど加熱するか、塩少々(分量外)を加えたお湯で5分ほど下茹でし、水気を切る。
- フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、とうもろこしを入れる。時々転がしながら、全体にこんがりと焼き色がつくまで焼く。
- 醤油とみりんを混ぜ合わせ、刷毛でとうもろこしに塗りながら、香ばしい香りが立つまでさらに焼く。
調理時間の目安: 約15分
おいしく作るコツ: タレを塗ってからは焦げやすいので、手早く仕上げるのがポイントです。とうもろこしはあらかじめ加熱しておくことで、甘みが引き立ちます。
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