忙しい日々が続くと、なんだか無性に「しっかりとした味」のご飯が恋しくなることはありませんか。手の込んだ料理を作る気力はないけれど、炊きたてのご飯によく合う、ほっとするおかずが食べたい。そんな夜には、フライパンひとつでできるシンプルなおかずで十分なんです。
今回は、こんがり焼いた手羽先と、ささっと作れる厚揚げキムチ炒めの献立をご紹介します。

じゅわっと香ばしい、手羽先の塩焼き
手羽先は、少しの塩を振ってフライパンに並べ、弱火でじっくりと焼き上げます。皮目からじゅわっと滲み出る脂の音を聞きながら、台所に立つ静かな時間。こんがりと黄金色に色づいたら裏返し、中まで火を通すだけ。
ぱりっと香ばしい皮を一口かじれば、中からは熱々の肉汁がとろりとあふれ出します。このシンプルな塩焼きこそが、疲れたからだにじんわりと染み渡る最高の贅沢なのです。
ほろほろ崩す、厚揚げキムチ炒め
そして、もう一品の厚揚げキムチ炒め。ごま油を熱したフライパンに厚揚げを手でほろほろと崩しながら入れ、キムチと一緒にさっと炒め合わせます。厚揚げがキムチの旨味をぎゅっと吸い込み、ふっくらとした食感に仕上がります。
ピリッとした辛さとごま油の香ばしさが食欲をそそり、あたたかい白いご飯が止まらなくなってしまいます。

自分を満たす、小さな食卓
あれこれとたくさんのおかずを作らなくても、自分が心から「食べたい」と思えるものが二品あれば、食卓は十分に豊かになります。じゅわっと焼ける音、ふわりと漂う香り。台所で過ごすそんなささやかな時間が、強張っていた心を少しずつほどいてくれるような気がします。
みなさんも、たまには肩の力を抜いて、自分のためだけの素朴で温かい献立を作ってみませんか。
完璧を求めず、ただ「おいしい」と感じる瞬間に身を委ねることで、心とからだは自然と整っていくのだと思います。
レシピ:手羽先の塩焼き
材料(2人分)
- 手羽先… 6本
- 塩… 少々
作り方
- 手羽先の両面に軽く塩を振る。
- フライパンに油をひかず、手羽先の皮目を下にして並べ、弱火にかける。
- 皮目から脂が出てきて、こんがりと黄金色になるまで10分ほどじっくりと焼く。
- 裏返して蓋をし、弱火のまま5〜7分蒸し焼きにして中まで火を通す。
調理時間の目安: 約20分
おいしく作るコツ: 油をひかず、手羽先から出る脂を利用して弱火でじっくり焼くのがポイントです。皮はパリッと香ばしく、中はジューシーに仕上がります。


コメント