食卓に、湯気の立つクラムチャウダーと、こんがりと焼けたポークソテーが並びました。メインは洋食だけれど、お椀によそった白いごはんと一緒にいただくのが、わが家の定番です。

主役のポークソテーは、厚切りの豚肉をフライパンでじっくりと焼いただけのシンプルなもの。表面は香ばしく、中はしっとりと。噛むほどに豚肉そのものの味が口の中に広がります。合わせるのは、野菜がごろごろと入ったクラムチャウダー。あさりの旨みが溶け込んだやさしい味のスープが、冷えた体をじんわりと温めてくれます。
染付のお皿にポークソテーを盛り付け、クラムチャウダーは温かみのある陶器のお椀へ。アメリカ、東京、西日本と、いくつかの土地を巡ってきたわが家では、自然と和洋のものが入り混じった食卓になります。決まりごとはなく、その日食べたいものを、お気に入りの器でいただく。そんな自由なところが、私たち家族には心地よく感じられます。

子どもたちが「おいしいね」と言いながら、ごはんを頬張る姿。夫と交わす、何気ない今日の出来事。食卓を囲むそんなひとときが、この宇都宮での暮らしの中に、少しずつ根を張り始めているような気がします。

特別な日のごちそうというわけではないけれど、家族みんなでお腹いっぱいになれる、あたたかな夕食の時間。それが何よりの幸せだと、この街に来て改めて感じるようになりました。
レシピ:ポークソテー
材料(2人分)
- 豚ロース肉(とんかつ用)… 2枚
- 塩、こしょう … 少々
- 小麦粉 … 大さじ1
- サラダ油 … 大さじ1
- (A)しょうゆ … 大さじ1.5
- (A)みりん … 大さじ1
- (A)酒 … 大さじ1
作り方
- 豚肉は脂身と赤身の間にある筋を4〜5ヶ所切る。両面に塩、こしょうをふり、小麦粉を薄くまぶす。
- フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を並べ入れる。中火で焼き色がつくまで3〜4分焼く。
- 裏返して蓋をし、弱火で5〜6分蒸し焼きにする。
- 蓋を取り、余分な油をキッチンペーパーで拭き取る。(A)を混ぜ合わせて加え、中火で煮絡めたら火を止める。
調理時間の目安: 約15分
おいしく作るコツ: 筋切りをすることで、肉が反り返らずにきれいに焼けます。焼きすぎると硬くなるので、火加減に注意してください。
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