こんにちは、さくらです。街を歩けば、素敵な美味しいものにきっと出会える。そんな発見の楽しさをお届けしています。
ある晴れた日、ふと日本の味が恋しくなり、街を歩いていて一軒の和食店にたどり着きました。
扉を開けると、そこはまるで日本の小さな割烹料理店のような、凛としつつも温かい空気が流れる空間。カウンターの向こうでは、料理人の方が真摯な眼差しで一品一品を丁寧に作り上げています。その無駄のない所作を眺めているだけで、これからいただくお料理への期待が静かに高まっていくのを感じました。

やがて、私の前にお膳が運ばれてきました。派手さはないけれど、心のこもった家庭料理のような、見るからに優しい佇まいのお料理たち。

メインは、こんがりと揚がったコロッケ。お箸を入れると、サクッという心地よい音がして、中からほくほくの湯気が立ち上ります。ソースとの相性も良く、どこか懐かしい味わいが口の中に広がりました。
添えられた野菜の一皿は、生ハムと和えられていて、さっぱりといただけます。そして、お椀から立ち上る、あさりの良い香り。出汁がじわりと体に染み渡るお味噌汁は、心をほっと落ち着かせてくれるような、深い滋味がありました。

そして、つやつやと輝く白いご飯。一粒一粒がしっかりと感じられ、噛みしめるほどに甘みが広がります。美味しいご飯と、丁寧なおかず。それだけで、こんなにも心が満たされるのだなと、改めて感じ入りました。
特別な日のご馳走も素敵だけれど、日々の暮らしの中でいただく「しみじみと美味しい」と感じる食事こそが、心を豊かにしてくれるのかもしれません。街角で見つけた日本の心。それは、丁寧な仕事の中に宿る、ささやかで、だけれども確かな幸せの味でした。
さくら | 街歩き美食さんぽ


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