こんにちは、ミカです。心とからだを整える、週末の台所へようこそ。
ある晴れた日のこと、ふと「もう、なんだか手の込んだご飯を作る気力がないな」と思う瞬間がありました。そんな疲れた夜には、無理をして凝ったお料理を作る必要なんてないのです。冷蔵庫にある身近な食材で、気取らずに作れる「手作りお好み焼き」さえあれば、それで十分なんですよ。
キャベツをざくざくと粗めのみじん切りにする時間。トントンというリズミカルな包丁の音を聞いていると、少しずつ心のざわめきが落ち着いていくのを感じます。たっぷりのキャベツに、小麦粉と卵、お出汁を合わせて、スプーンでふんわりと空気を含ませるように混ぜ合わせます。このとき、決して練らないのが美味しく仕上げるコツ。ざっくりと、粉っぽさが少し残るくらいで留めておくのがちょうどいいのです。

温めたホットプレートやフライパンに生地を落とすと、「じゅわっ」というおいしい音が響き渡ります。この音こそが、何よりのスパイス。豚肉をのせて裏返せば、さらに油が弾ける軽快な音が重なり、キッチンいっぱいに幸せな香りが広がっていきます。ヘラでギュッと押さえつけず、蒸し焼きにするようにじっくり火を通すことで、中までほろほろとほどけるような柔らかい食感に仕上がるのです。
焼き上がった熱々の生地に、とろりとしたソースをたっぷりと塗ってみませんか。鉄板に落ちたソースが焦げて、さらに香ばしい匂いが立ち上ります。マヨネーズを細く絞り、かつお節がゆらゆらと踊る様子を眺めているだけで、さっきまでの疲れが嘘のようにどこかへ飛んでいってしまうから不思議です。

ハフハフと息を吹きかけながら頬張ると、キャベツの優しい甘みと、ソースの濃厚な旨味が口の中で見事に調和します。外はカリッと、中はじゅわっと。気取らないおうちのごはんだけど、これこそが一番の贅沢なのかもしれません。このウェブマガジンを読んでくださっている皆さんも、たまには肩の力を抜いて、ご自宅で自由な粉もの時間を楽しんでみませんか。
特別なごちそうじゃなくても、目の前で温かい湯気を立てる手作りの一皿が、日常のささやかな疲れを癒やし、心とからだを優しく満たしてくれるのだと気づかされます。
ミカ | 心とからだを整える、週末の台所
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